“人魚”という存在は、昔から
「届かない想い」の象徴として描かれてきました。
声を持っていても、
本当に伝えたい相手には届かない。
近くにいるのに、
同じ世界には立てない。
この曲は、そんな“静かな片想い”を
海の中に閉じ込めるようなイメージで書かれています。
透き通る水の中を漂いながら、
相手の影だけを追い続ける。
触れられそうで触れられない距離感や、
言葉にしてしまえば壊れてしまいそうな繊細な感情を、
波や泡、青い光に重ねました。
英語のフレーズでは、
より直接的な孤独や執着を表現しています。
“Your smile is my sunrise”
——あなたの笑顔だけが、
自分にとっての朝だった。
でも、その想いは届かない。
それでも何度でも恋に落ちてしまう。
後半に向かうにつれて、
この曲は「叶わない恋」だけではなく、
“消えない感情”そのものを歌う曲へ変わっていきます。
海の底に沈んでいくような静けさの中でも、
心だけは相手を探し続けている。
派手に叫ぶ恋ではなく、
誰にも気づかれないまま深く沈んでいく愛。
この曲は、そんな“透明な感情”を描いた一曲です。